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[調査・レポート]

コロナ禍で認知が広がった日程調整ツール市場、2023年度は前年度24.7%増─ITR

2027年度には2023年度の2倍の市場規模に

2024年9月20日(金)IT Leaders編集部

アイ・ティ・アール(ITR)は2024年9月19日、国内における日程調整ツール市場の推移と予測を発表した。2023年度の売上金額は前年度から24.7%増の12億1000万円となった。2023~2028年度のCAGRは20.1%で、2027年度には2023年度の2倍の市場規模になると予測している。

 アイ・ティ・アール(ITR)は、国内における日程調整ツール市場の推移と予測を発表した。2023年度の売上金額は前年度から24.7%増の12億1000万円となった。特に上位ベンダー2社の製品・サービスが市場の成長に大きく寄与したとしている。2024年度も同様の傾向が続いており、同25.6%増を予測している。

 「日程調整ツールは、コロナ禍に伴う在宅勤務環境において導入が広がった。出社回帰が進む現在においても、利便性から導入企業が増えている」(ITR)。同社は、日程調整ツール市場の2023~2028年度のCAGR(年平均成長率)は20.1%で、2027年度には2023年度の2倍の市場規模になると予測している(図1)。

図1:日程調整市場における規模の推移と予測(2022~2028年度予測)(出典:アイ・ティ・アール)
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 ITR プリンシパル・アナリストの舘野真人氏は次のように説明している。「リモートワーク/フレックスタイムの普及やコミュニケーションツールの多様化が進んだことで、面談や打ち合わせの日程調整の難易度が格段に上がった。会議の開催手段も多様化しており、複数の関係者が時間、場所、手段を効率的に決定できるツールが求められている。日程調整ツールは、円滑なコラボレーションを支える基盤として今後も需要が拡大する」。

 今回の発表は、市場調査レポート「ITR Market View:ワークスタイル支援市場2024」に基づく。同レポートは、日程調整、Web社内報、タスク/ToDo管理、ユニファイドエンドポイント管理の全4分野を対象にした国内22ベンダーへの調査から、2022~2023年度売上実績および2028年度までの売上予測を掲載している。

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