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JFEエンジニアリング、SASEを導入してゼロトラストセキュリティを整備、新規拠点追加も容易に

2024年9月20日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区、神奈川県横浜市)は、自社のネットワーク/セキュリティをゼロトラストモデルに転換し、整備を進めている。ID管理とデバイス統制を実装した後、Cato NetworksのSASEサービス「Cato Cloud」を導入し、セキュリティリスクの低減や拠点ネットワーク追加の容易化を図っている。JFEスチールの関連会社で、Cato Cloudの導入を支援したエクサが2024年9月20日に発表した。

 JFEエンジニアリングでは、社内ネットワークとインターネットの境界に流れるトラフィックの増加、ネットワークの複雑化、セキュリティに課題を抱えていた。同社は今後のIT基盤の方針として、リモートワークの拡大とクラウド化を掲げ、ゼロトラストネットワーク/セキュリティへの転換に取り組んでいる。

 ゼロトラストの前提となるID管理とデバイス統制を実装した後、拠点ネットワークの設置にかかる労力/時間の削減や、場所に依らないセキュリティの適用などを目的に、Cato NetworksのSASE(Secure Access Service Edge)サービス「Cato Cloud」を導入した。JFEスチールの関連会社であるエクサが導入を支援した(関連記事「企業にとっての最大のセキュリティ脅威はシステムの複雑性だ」─Cato Networks幹部)。

 SASEは、クラウド環境のセキュリティ保護に軸足を置いた統合セキュリティフレームワーク。SD-WAN、セキュアWebゲートウェイなどのクラウドセキュリティ機能を統合している。

 SASEの導入効果としてJFEエンジニアリングは、セキュリティリスクの低減や、クラウド/オンプレミス双方のネットワークの高速化のほか、拠点追加時の拠点ネットワークの設立が容易になったことを挙げている。

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