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SBテクノロジーの生成AIサービス「dailyAI」がSharePoint Onlineと連携、RAGで社内文書を検索

2024年9月24日(火)IT Leaders編集部

SBテクノロジー(SBT)は2024年9月20日、生成AIサービス「dailyAI」に、自社の文書ファイルをナレッジにして生成AI/LLMに回答させる「社内ファイル」機能を追加した。クラウドストレージ「SharePoint Online」との連携をサポートし、RAG(検索拡張生成)において同ストレージに保存したデータを参照させるようにしている。

 SBテクノロジー(SBT)の「dailyAI(デイリーエーアイ)」は、Azure OpenAI Serviceを利用する生成AIサービスである。ユーザー数は無制限で、日々の利用状況を確認しながらユーザーごとの利用上限を設定することで、予算に応じたコストで運用できる。

図1:dailyAIのRAG(検索拡張生成)機能において、クラウドストレージ「SharePoint Online」上に配置した自社データを参照できるようにした(出典:SBテクノロジー)
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 今回、自社の文書ファイルをナレッジにして生成AI/LLMに回答させる「社内ファイル」機能を追加した。クラウドストレージ「SharePoint Online」との連携をサポートし、RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)において同ストレージに保存したデータを参照させる仕組み。これまでは参照させるためのファイルをアップロードする必要があった。今後、他のクラウドストレージとの連携を追加する予定(図1

 社内ファイル機能において、検索対象にできる文書ファイル形式は、Microsoft 365/Office(Word/Excel/PowerPoint)、PDF、CSV、テキストで、最大10個までのインデックスに分けて管理する。インデックスを指定することで、回答/検索結果の精度を高められる。また、クエリーの拡張、検索結果の再順位づけなどでも精度向上を図る。

 加えて、目的別のプロンプトテンプレートを、メール作成、要約・情報抽出、会議、資料作成、思考の壁打ちなど100種類以上用意している。また、ユーザー自身が作成したプロンプトを「お気に入り」に登録できる。

 社内ファイル機能の追加に合わせて、dailyAIのサービスプランを、既存機能のみの「lite」と、同機能を含む「standard」の2プランに変更している。月額料金(税別)は、liteが10万円、standardが18万円(SharePoint Onlineの最大容量50GB)。トークン上限はいずれも月あたり5000万で、上限を超える場合は追加費用が発生する。

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