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イトーキがERP/SCMを刷新、サプライチェーンのリアルタイムデータを統合し経営分析を強化

Oracle Cloud ERP/SCMを採用

2024年10月3日(木)IT Leaders編集部

イトーキ(本社:東京都中央区)は、データドリブン経営を加速するための経営基盤の再構築に向け、日本オラクルの「Oracle Cloud ERP」を中核に基幹業務システムを刷新した。「Oracle Cloud SCM」と組み合わせて、会計からサプライチェーンまでの主要なマスターデータを統合し、見積・発注・納期回答などの業務効率化と経営分析の強化を図る。日本オラクルが2024年10月2日に発表した。

 イトーキは、オフィス家具メーカーとして、デジタル技術を用いた新たな働き方やオフィス運用サービスを提案・提供している。2024年~2026年の中期経営計画における7つの重点戦略の1つとして、グループ生産供給体制の再編と、社内ITインフラの刷新による生産・業務効率の向上を掲げている(関連記事基幹システム刷新に再度挑むイトーキ、過去の教訓から描いた“あるべき姿”へ)。

 その取り組みの核として、日本オラクルのクラウドERP「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(Oracle Cloud ERP)」(画面1)を導入して財務管理システムを刷新した。会計伝票の承認プロセスを効率化し、内部統制の強化を図る。事業部門の担当者がERPに支払情報を入力した時点で、財務部門が金額や条件をリアルタイムに把握できるようになり、資金繰り予測にかかる日数を約30%削減。また、同一取引先に対する債権債務の相殺処理などを効率化する。

画面1:Oracle Cloud ERPの画面例(出典:日本オラクル)
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 合わせて、「Oracle Cloud SCM」を導入し、受注、購買、在庫、製品情報管理の仕組みを整備。顧客・仕入先・商品の構成といった主要なマスターデータをOracle Cloud ERPに統合し、2重入力や紙ベースの管理からの脱却を図る。見積りシステムや倉庫管理システムとの連携によって、見積り、受注、調達、出荷、売上、売掛管理の業務連携を図り、各業務でのデータの高度な活用を促す。

 「収益を高めるには、統合したデータを用いて経営戦略を立案・実行可能な経営基盤が求められる。ERP/SCMの新たな基幹システムの下、会計とサプライチェーンの主要なマスターデータを統合し、リアルタイムに分析を行える経営基盤を構築する」(イトーキ)

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