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SCSK、メインフレーム「IBM z16」のホスティングサービスを2025年春に開始

2024年11月28日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

SCSKは2024年11月28日、日本IBMのメインフレームシステム「IBM z16」のホスティングサービス「MF+ホスティングサービス」を2025年春から提供すると発表した。SCSKのデータセンターにz16を導入し、これを共同利用型のサービスとして運用込みで提供する。

 SCSKの「MF+(エムエフプラス)ホスティングサービス」は、日本IBMのメインフレームシステム「IBM z16」(写真1)のホスティングサービスである。SCSKのデータセンターにz16を導入し、これを共同利用型のサービスとして運用込みで提供する。ユーザーは、必要とするメインフレームのリソースを容易に調達して利用可能である。

 SCSKはこれまでも、メインフレームを業務で利用しているユーザーに向けたITサービス群「MF+」を提供している。オンプレミスからSCSKのデータセンター(ハウジング)への移行、メインフレーム新機種へのリホスト、一部アプリケーションのオープン環境への移行といったサービス群を提供している。今回、MF+のサービスラインアップを拡充する形で、z16のホスティングサービスを提供する。

 z16は、IBMが2022年5月から提供しているメインフレームの現行機種。主な特徴は、AI推論用アクセラレータを搭載し、基幹業務においてリアルタイムに推論できるようにしていること、耐量子暗号アルゴリズムを実装したハードウェア暗号化機能を搭載していることである(関連記事メインフレーム新製品「IBM z16」、オンチップAIアクセラレータでリアルタイム推論を可能に)。

写真1:メインフレームシステム「IBM z16」の外観(出典:日本IBM)
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