ブレインパッドは2024年12月12日、アノテーション作業用AIエージェント「BrainPad アノテーションエージェント」を発表した。2025年2月から試験提供する。データに対してタグ付けを行うアノテーション作業を自動化する。業界や企業特有の知識・文脈を理解した「専門的アノテーション」が可能になるという。まずは、特定の作業を自律型で実行するAIエージェント製品群を提供する。
ブレインパッドの「BrainPad アノテーションエージェント」は、データに対してタグ付けを行うアノテーション作業を自動で行うAIエージェントである。一貫した判断基準に基づいてタグを付与することで、企業が持つデータを体系的に資産化できるとしている(図1)。
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特徴は、マルチモーダル型AIによって画像とテキストが示す文脈を総合的に解釈することと、業界や企業特有の業務知識・文脈を理解した「専門的アノテーション」が可能なこと。これまで専門知識を持った担当者が手動でタグを付けていたのを自動化する。
タグ付けの一貫性を自動でチェックするなど、付与したタグの妥当性を検証する機能も備える。また、属性情報をデータに付与する用途だけでなく、対応の優先順位づけ(トリアージ)や、細かなニュアンスを反映した異常検知などのユースケースにも利用可能である。