キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2024年12月20日、ローコード開発・実行環境「WebPerformer-NX」に「アプリライブラリ」機能を同年12月24日に追加すると発表した。構築済みのサンプルアプリケーションや共通利用部品を社内で共有できるようになる。WebPerformer-NXの価格(税別)は月額14万円(年間契約)。
キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)の「WebPerformer-NX」は、Webアプリケーションの開発・実行環境をクラウド型で提供するサービスである。Webブラウザ上で開発を行える(関連記事:キヤノンITS、クラウド型ローコード開発・実行環境「WebPerformer-NX」を発表)。
UIをノーコードで開発可能である。部品を配置する操作で画面を設計し、自動で実装できる。専用のUIエディタ機能を使って、PC向けのWeb画面のほか、モバイル(スマートフォン)用のWeb画面も設計・実装可能である。
Webサーバー側の業務ロジックはJavaScriptで開発する。外部システムのWeb APIを利用して外部システム連携を容易に行える。ワークフロー機能を標準で備えており、専用のワークフローエディタでワークフローを設計・実装できる。
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今回、構築済みのサンプルアプリケーションや共通利用部品を社内で共有できるようにする「アプリライブラリ」機能を追加した。サンプルアプリケーションも提供する。サンプルを参照することで業務をイメージしやすくなるほか、記述したコードを保管しておいて後から再利用できる(図1)。
例えば、業務部門はユーザー登録画面やログイン画面、商品の表示や購入手続きなど、サンプルアプリケーションを見ながらサービスに必要な機能や画面遷移を検討できる。開発部門は、特定のボタンやメニュー、画面遷移などのよく使う要素をサンプルから選択することで、自身の開発環境に必要な機能を効率的に追加できる。