スチール棚/ラックメーカーのタイガーラック(本社:大阪府東大阪市)は、マーケティングや営業活動を強化するため、ゾーホージャパンのCRM/SFAクラウドサービス「Zoho CRM」を導入した。インドZoho Corporation日本法人のゾーホージャパンが2025年1月16日に発表した。
タイガーラックは、業務用スチールラックなど、工場や倉庫で利用する物流機器を製造・販売しているメーカーである。同社はこれまで、自社構築の業務システムで5~6万件の顧客情報を管理してきたが、それを十分に活用できていなかった。
そこで、顧客管理基盤としてゾーホージャパンのCRM/SFA(顧客関係管理/営業支援)SaaS「Zoho CRM」(画面1)を導入し、CTI連携システムを構築した。Zoho CRMで管理している顧客から電話を着信すると、PC画面に顧客情報を表示する。そこからZoho CRMの顧客情報画面を開いて、メール履歴などを含めた顧客データを確認できる。
画面1:「Zoho CRM」の画面例(出典:ゾーホージャパン)拡大画像表示
また、Zoho CRMが提供する業務の自動化機能を活用し、見積もり依頼を受け取った顧客に自動で連絡するようにした。対話型生成AIを組み込んだ「Zoho SalesIQ」も利用し、顧客からの問い合わせに対してチャットボットで一時対応している。
導入効果として、ダッシュボードで顧客情報が可視化できるようになったことで、営業担当者が数字を意識することが習慣化し、働き方が変化。実績として、2024年売上実績は、前年と比較して毎月最高売上高ペースを記録したという。
タイガーラックは今後、見込み客を育成して案件化するマーケティング自動化(MA)にも取り組むという。
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