リコージャパンは2025年1月21日、クラウド型タレントマネジメントシステム「RICOH 人財ポータルサービス」を提供開始した。人事情報の管理でよく使う機能や設定をプリセットしており、設定に時間を要せずログイン後すぐに利用を始められる。料金(税別)は初期契約料が5000円で、1ユーザー月額500円で、機能や設定をシンプルにして料金を抑えている。
リコージャパンの「RICOH 人財ポータルサービス」(画面1)は、クラウド型タレントマネジメントシステムである。資格情報データベースや評価シートなど、各種の書式で分散・散在している人事情報を一元管理し、過去データを含めて検索・参照する仕組みを提供する。
画面1:「RICOH 人財ポータルサービス」の画面(出典:リコージャパン)拡大画像表示
人材情報の集計・分析、人事評価のワークフローなど、人事情報の管理でよく使う機能や設定をダッシュボードとしてプリセットしている。構築や設定に時間をかけることなく、ログイン後すぐに利用を始められる。
料金(税別)は、初期契約料が5000円で、従業員1人あたり月額500円または年額6000円。機能や設定をシンプルにしたことで料金を抑えており、中堅・中小企業でも導入しやすいことをアピールしている。
外部の給与計算/管理システムで管理している社員情報をAPI連携やCSVファイルでから取り込める。社員の入退社時や組織改編のタイミングでデータを連携させることで効率よく登録・更新作業が行え、データの重複や抜け漏れなどを抑える。例えば、オービックビジネスコンサルタント(OBC)の「給与奉行クラウド」やピー・シー・エーの「PCAクラウド 給与」に登録した社員情報や組織情報(組織名称、階層など)をAPI連携で取り込んで基本情報に反映させられる。
給与システム以外にも、2025年夏には勤怠管理システムとの連携を可能にするなど、各種業務システムとの連携対応を順次追加していく予定である。
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