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Osaka Metro、大阪・関西万博に向けてウォークスルー型顔認証改札を130駅で運用

2025年3月12日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Osaka Metro(大阪市高速電気軌道、本社:大阪市西区)は2025年3月11日、ウォークスルー型の顔認証改札を同年3月25日から全134駅中130駅で運用すると発表した。2025年大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取り組みの一環として導入した。

 Osaka Metro(大阪市高速電気軌道)は、ウォークスルー型の顔認証改札を2025年3月25日から全134駅中130駅で運用する(写真1)。2025年大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取り組みの一環として導入した。万博開催時には、交通系ICカード、QRコードを活用したデジタル乗車券、クレジットカードなどのタッチ決済、顔認証と複数の改札機能が揃う。

写真1:Osaka Metroが2025年3月25日から運用するウォークスルー型顔認証改札の利用イメージ(出典:Osaka Metro)
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 顔認証改札の利用にあたっては、「e METROアプリ」のインストール/会員登録と顔情報の登録が必要である。同アプリでデジタル乗車券を購入する際に、顔認証の利用設定を行うことで、乗車券を改札機にタッチすることなくウォークスルーで改札を通過できるようになる。

 顔認証改札システムは、パナソニック コネクトの顔認証技術と、高見沢サイバネティックスの改札機を組み合わせて開発した。ウォークスルーを実現するため、各方向から歩いてくる被写体から顔認証に適した画像を切り出す。立ち止まることなく通過しながら、従来のICカードと同等程度のスピードで認証するという。

 なお、顔認証用カメラは常時稼働しているが録画はしていない。同カメラが対象者の顔を検知・認識した時点で特徴量データに変換し、認証サーバーにある登録情報と照合確認する。照合確認後に特徴量データを破棄する仕組みである。図1は、顔認証用カメラの撮影範囲(改札機を上から見たイメージ)である。

図1:ウォークスルー型顔認証改札における認証用カメラの撮影範囲(出典:Osaka Metro)
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