大日本印刷(DNP)とエフサステクノロジーズ(FTI)は2025年11月12日、非構造化データの活用な容易なオンプレミス生成AIシステムを共同で開発し、提供を開始した。DNPが開発したデータ加工機能「DNPドキュメント構造化AIサービス(AI-Ready Data)」を、FTIのオンプレミス生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」に実装している。
大日本印刷(DNP)とエフサステクノロジーズ(FTI)は、非構造化データの活用な容易なオンプレミス生成AIシステムを共同で開発し、提供を開始した。DNPが開発したデータ加工機能「DNPドキュメント構造化AIサービス(AI-Ready Data)」を、FTIのオンプレミス生成AIプラットフォーム「Private AI Platform on PRIMERGY」に実装している(図1)。
図1:非構造化データの活用な容易なオンプレミス生成AIシステムの概要(出典:大日本印刷、エフサステクノロジーズ)拡大画像表示
DNPのドキュメント構造化AIは、PDFやWordなどのドキュメントを生成AIが参照しやすいデータ形式に整形する(関連記事:大日本印刷、生成AIの回答精度を高めるデータ整形技術を開発、誤回答が9割減少/非構造化データをAI回答のナレッジにする「ドキュメント構造化AIチャットボット」─大日本印刷)。
「官公庁・金融機関・製造業といったセキュリティ要件が高い組織は、クラウド環境に機密データを置けないといった制約から、生成AIの導入を進めにくいケースがある。一方、業務マニュアルや技術文書といった非構造化データの活用が急務となっている。これらの課題に対し、オンプレミス環境で非構造化データを扱いやすくする製品としてシステムを開発した」(両社)

































