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マクニカ、ガス・重油メーターの検針業務を自動化する「AIカメラシステム」を提供

IoTゲートウェイに「OpenBlocks IoT VX2」を利用

2025年11月17日(月)IT Leaders編集部、日川 佳三

マクニカは2025年11月14日、エネルギーメーター検針のための「AIカメラシステム」を発表した。工場や製造現場の施設管理において、人手で行っているガス・重油メーターの検針業務を自動化する。IoTゲートウェイ機器にぷらっとホームの「OpenBlocks IoT VX2」を用いる。同システムとエネルギーデータ管理クラウドサービス「Kisense」との連携でエネルギーの使用効率を可視化する。

 マクニカの「AIカメラシステム」は、工場や製造現場の施設管理において人手で行っているガス・重油メーターの検針業務を自動化するシステム製品である。既存のガス・重油メーターにAIカメラを設置することで利用できる。IoTゲートウェイ機器にぷらっとホームの「OpenBlocks IoT VX2」を用いる(図1)。

図1:「AIカメラシステム」の構成(出典:マクニカ)
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 AI画像解析技術を用いてメーターの値を読み取る。流量計を設置する工事が不要で導入コストを抑えられる。読み取り可能なメーターは回転式に限るが、今後は7セグメント表示のメーターでも利用できるようにする予定である。(画面1上)

画面1:「AIカメラシステム」のメーター読み取り設定画面(上)とエネルギーデータ管理クラウドサービス「Kisense」のデータ解析画面(出典:マクニカ)
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 AIカメラシステムが取得したデータを、マクニカのエネルギーデータ管理クラウドサービス「Kisense」(開発元:ポルトガルCleanwatts)に連携することで、ガス・重油のエネルギー使用量を可視化・解析する。コストへの換算、CO2排出量の可視化、異常値検知とアラート通知などが可能である(画面1下)。

 「人手不足に伴って、ガス・重油メーター検針の省人化が課題である。従来からあるガス・重油用流量計による検針は、これら計測機器の導入・設置の負担が大きい。AIカメラでデータを取得できるようになったが、エネルギー使用状況の解析までは踏み込めていなかった」(マクニカ)。こうした課題を解決するために、ガス・重油メーターの検針に特化した同システムを提供する。

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