[調査・レポート]
2024年度の日程調整ツール市場は前年度比34.7%増、営業や採用活動などで導入進む─ITR
2025年12月11日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三
アイ・ティ・アール(ITR)は2025年12月9日、国内の日程調整ツール市場における規模の推移と予測を発表した。営業や採用活動などで導入が進み、2024年度の売上金額は前年度比34.7%増の大幅な成長となり、市場規模が16億3000万円に達した。市場を構成する全ベンダーが2ケタ以上の成長となり、なかでも上位ベンダーの伸びが市場の拡大に大きく寄与した。ハイブリッドワークや打ち合わせ形態の多様化で専用ツールの需要が高まっており、2025年度も同様の傾向が続き、同37.4%増の成長を予測している。
アイ・ティ・アール(ITR)は、国内の日程調整ツール市場における規模の推移と予測を発表した。
2024年度の売上金額は前年度比34.7%増の大幅な成長となり、市場規模が16億3000万円に達した。市場を構成する全ベンダーが2ケタ以上の成長となり、なかでも上位ベンダーの伸びが市場の拡大に大きく寄与した。2025年度も同様の傾向が続いており、同37.4%増を予測している(図1)。
図1:日程調整市場における規模の推移と予測(2023~2029年度予測)(出典:アイ・ティ・アール)拡大画像表示
ITRによると、日程調整は、営業や採用活動など不特定の外部との日程調整が多数かつ頻繁に発生する業務領域を中心に、効率的な調整手段として導入が進んでいるという。「ユーザーの口コミや外部から招待を受けた偶発的な利用体験などを通じ、着実に認知が拡大している」(同社)。こうした動きから、同市場のCAGR(2024~2029年度)は27.6%、2029年度には50億円を超える規模になると見積もっている。
同社プリンシパル・アナリストの舘野真人氏によると、という。
「」(舘野氏)
今回の発表は、市場調査レポート「ITR Market View:ビジネスコミュニケーション市場2025」に基づく。同レポートは、ビジネスチャット、Web会議、バーチャルオフィス、日程調整、Web社内報の各製品市場を対象に、国内20ベンダーへの調査から2023~2024年度売上実績および2029年度までの売上予測を掲載している。



































