日本インフォア・グローバル・ソリューションズ(日本インフォア)は、パフォーマンスマネージメント(業績管理)の統合スイート・ソフトウェア最新版「Infor PM(Performance Management)10」を、10月29日より提供開始することを発表した。「Infor PM 10」の利用により、財務と業務のパフォーマンス向上を透過的に実現できる、としている。
Infor PM 10は、企業戦略からビジネス計画、予算策定までを統合支援する「BPA」(Business Process Application)と、特定の業務要件に対応したデータ分析を支援する「BSA」(Business Specific Analytics)から構成される。ニーズに応じコンポーネント単位での導入も可能となっている。
BPA(Business Process Application)
企業全体で財務と業務のパフォーマンスを向上させるため、戦略策定から実績評価までをさまざまな方法論や測定基準により監視・管理し、日常的な意思決定を支援する。含まれるコンポーネントは、以下のとおり。
- Infor PM Planning & Budgeting(事業計画と予算管理)
- Infor PM Financial Consolidation(財務連結)
- Infor PM Strategic Management(戦略管理)
- Infor PM Forecasting(業績予測)
BSA(Business Specific Analytics)
ERPやSCMといった実行系システムからデータを抽出し、業績評価や分析をさまざまな角度から多次元的に行うためのプラットフォーム。含まれるコンポーネントは、以下のとおり。
- Infor PM OLAP:多次元データベースによる計画、レポート、分析のためのプラットフォーム。
- Infor PM Application Studio:レポート作成ツール。
- Infor PM Office Plus:社内に蓄積されたデータを活用して、Microsoft Excelによるデータのレポート、分析、アクセス、操作環境を提供。
BPAは米インフォアが買収した米GEAC社の「extensity MPC」、BSAは米インフォアが買収した英Systems Union社の「Systems Union MIS」というパフォーマンス・マネージメント製品がもとになっている。Infor PM 10を活用することで、単一データベースに格納された最新のデータを用いてより良い意思決定をすばやく行えるようになるという。
また今回、BI専業のソリューション・ベンダーであるジールが、日本インフォアのサービス・パートナーとして新たに加わった。2社は共同でInfor PM 10の営業活動を実施し、導入サービスを提供していく。11月21日(金)には都内で「新バージョンPM10ご紹介セミナー」の開催を予定している。
日本インフォア・グローバル・ソリューションズ
http://www.infor.jp/
インフォア
http://www.infor.com/
「新バージョンPM10ご紹介セミナー」
http://www.infor.jp/company/events/20081121seminar