EMCジャパンは11月18日、EMCのデータ・レプリケーション製品群と、災害復旧の管理と自動化の対応が可能なVMwareの「Site Recovery Manager(SRM)」とを連携し、VMware環境の災害対策を強化すると発表した。
EMCのレプリケーション製品群は、これまでもVMware環境をサポートし、多くの企業に導入されているが、新たにVMwareの「VMware SRM」と統合したことにより、さらに簡素化された自動フェイル・オーバーおよび災害復旧能力を実現する。
VMware環境において、迅速性、高信頼性、管理性に優れ、コストパフォーマンスの高いデータ復旧を実現するため、両社は「EMC SRDF(Symmetrix Remote Data Facility)」、「EMC Celerra Replicator」、「EMC MirrorView」、「EMC RecoverPoint」などのレプリケーション製品群と「VMware SRM」を統合するためのアダプタの提供を開始する。
今回の両社の協業により、あらゆる規模の企業や組織も、VMware環境において既存のEMC情報インフラストラクチャ投資を活かしながら、簡素化された自動フェイル・オーバーおよび災害復旧能力を持つことが可能になる。
EMCは、「SRDF」を用いてサイト間のレプリケーションを行っている大型のデータ・センターから、「Celerra Replicator」や「MirrorView」を使いIP経由でレプリケーションを行う中規模の環境、「RecoverPoint」によるアレイに依存しないネットワーク・ベースのレプリケーションのニーズにまで対応した、包括的なビジネス継続性ソリューションを提供していく。
EMCジャパン
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