SAPジャパンとNECは、中堅企業向けビジネスにおける協業を強化すると発表した。これにより、NECのサーバ「Express5800シリーズ」をプラットフォームとした、ERP導入プログラム「SAP Business All-in-One fast-start program」のトータルシステムの販売を、SAPジャパンおよびそのパートナー企業が12月24日より開始した。
NECのIAサーバ「Express5800シリーズ」は、2007年の国内IAサーバ市場シェア1位を獲得し、12年連続のシェアNo.1を維持する製品。SAPジャパンは、高性能/高信頼のプラットフォーム技術を有するNECをハードウェア・パートナーとすることで、ERPプログラムをトータルシステムとして提供する。
「SAP Business All-in-One fast-start program」は、サービス、商社・卸、組立製造業界の中堅企業に向けた、低コストかつ短期間でのERP導入を可能にするプログラムで、2008年8月から提供を開始している。同プログラムは、購入時に「オンライン・ソリューション・コンフィギュレーター」と呼ばれるSAPのWeb上の機能を利用して、従業員数、ライセンス数を入力し、必要なソフトウェア機能を選択していくだけで、導入にかかる費用を試算できる。導入時には、OS、データベース、SAP ERPなどと、選択した設定情報をハードウェアにプリインストール済みの状態で提供される。これにより、仕様決定や導入にかかる期間を大幅に短縮し、会計、販売、購買、在庫、その他の機能を統合的にサポートするSAP ERPの導入を3,000万円台~という低価格(ソフトウェアライセンス、ハードウェア、導入サービス込)で実現可能する。
「SAP Business All-in-One fast-start program」
http://www.sap.com/japan/solutions/sme/businessallinone/solutionoverview/