NECと日本オラクルは1月8日、「共同サポートセンター」を日本オラクル内に開設することを発表した。オラクル製品のサポートサービスに対する顧客満足の向上を目指す。
同センターでは、主力のデータベース製品やアプリケーション実行基盤製品に加え、今後の市場拡大が見込まれる「Oracle Business Intelligence」、「Oracle Identity Manager」、「Oracle TimesTen In-Memory Database」、「Oracle Coherence」の4製品に対するサポートを開始する。
両社は、NECのユーザーがオラクル製品を安心して使用できるよう、日本オラクル社内に両社の技術者20名とNEC製のサーバーおよびストレージを配置して、両社が一体となったサポートサービスを提供するという。また、NECのハードウェアおよびソフトウェア製品と組み合わせた検証や、ユーザーが利用する機能や使い方に基づく検証を行い、品質向上にも取り組んでいく。さらに、日本オラクルがNECのエンジニアにトレーニングを提供することで、オラクル製品に対する知識の向上と情報の共有を促進する。
両社は2007年から、製品のサポートサービスについて連携を強化する推進活動(サポートイニシアチブ)を共同で取り組んできた。この活動では、サポートサービスに対する顧客満足の向上を目指し、「新製品のサポート力向上」「サポートサービスの品質向上」「予防保守の強化」などのテーマごとに、業務プロセス、サポートシステム、サポート体制、ナレッジの改善を進めているとのこと。
新センターでは、拡大するオラクル製品に対する両社のサポート体制をさらに強化し、ユーザーからの高いサポート要求に応える体制を整備していきたいとしている。