デルは2009年1月22日、仮想化導入の検討および導入後の運用を支援するコンサルティング・サービスを拡充すると発表した。同社は既存のサービスを拡充し、仮想化の導入ステージに合わせた各種コンサルティング・サービスを提供する。
今回の拡充で同社のサービスは、「仮想化のシンプル化ワークショップ」、ハンズオントレーニングを含めた「仮想化テクノロジー・イントロダクション」(新サービス)、「仮想化アセスメント」(変更)、「仮想化の設計、計画、導入」(変更)、「仮想化ヘルスチェック」の5種類を提供することになる。
新しく追加・変更されたサービスの主な内容は以下のとおり。
「仮想化テクノロジー・イントロダクション」
仮想化導入を検討する企業のIT担当者を対象としたオンサイトトレーニング。仮想化技術運用の知識とスキルの提供の他、P2V (物理環境から仮想環境への移行) やバックアップ・リカバリとHA (冗長化) 構成の運用、旧バージョンのVMware ESXからのアップグレードを含めたトレーニングを提供する。
期間は2~4日間、対象人数は5名まで。提供価格は50万円~。
「仮想化アセスメント」
現行環境のキャパシティや使用率の確認と、ROIの分析、仮想化移行への計画作成を行う。これまではVMwareに注力していたが、Microsoft Hyper-V ServerやCitrix XenServerを含めたハイパーバイザの特性を考慮したアセスメントサービスの提供を開始する。期間は3~4週間、対象サーバ数は20台程度~。提供価格は70万円~。
「仮想化の設計、計画、導入」
従来の行ってきた仮想化インフラとその周辺システムの設計、計画、導入に加えて、新たにデータの災害復旧や、テスト環境の自動化に関わる設計と導入の支援を開始する。提供価格は個別相談。
また個別サービスとして、新たに「VMware SRM (Site Recovery Manager)の設計と導入」「プロセスのオートメーションと自動化設計支援 (VMware Lab Manager)」も提供する。
デル
http://www1.jp.dell.com/