HDEは2009年2月10日、完全無停止運用を実現したメールアーカイブソフトウェア「HDE Mail Application Server #Archiver(エイチディーイー・メール・アプリケーション・サーバー・アーカイバー)」の販売を2009年4月20日より開始すると発表した。
同製品は、Active-Active冗長化による24時間365日の完全無停止運用が可能なプラットフォームにAPIを用意し、その上にアーカイブ機能を搭載することで、止まらないシステムを実現。1万ユーザーを超えるような大規模かつミッションクリティカルな環境での運用も可能にした。
「HDE Mail Application Server #Archiver」の特徴は次のとおり。
完全無停止システムの実現
ソフトウェアレベルでActive-Active冗長化構成に対応。クラスタソフトウェアを利用しないので、2重化において起こり得る「切り替え時間中の停止」も発生しない。
過去のJava開発資産との連携
製品の基本部分をJavaEE API化した製品構成により、これまでJavaEEで開発された資源との連携が容易。インバウンドメール・アウトバウンドメールと基幹システムとの連携といった、よりビジネスに直結した機能を実現できる。
高速インデックス化
高性能検索エンジンを採用し、届いたメールをリアルタイムでインデックス化。インデックス作成が不要となり、保存メールを即検索できる。
「HDE Mail Application Server #Archiver」主な機能は次のとおり。
メールアーカイブ機能
すべてのメールを保存し、RFCに準拠していないイレギュラーなメールにも柔軟に対応。
メール検索/閲覧機能
条件に合致したメールを専用画面から高速に検索/閲覧できる。
メール閲覧権限管理機能
閲覧権限を設定・管理できるので、部署ごとの権限委譲や、ASP利用における複数企業での使い分けが可能。
操作ログ閲覧機能
どの管理者がどのような操作を行ったか、どのメールを閲覧したかを記録できるので、権限者による情報漏洩犯罪や必要以上の盗み見を抑止できる。
非改竄証明機能
メールの改竄・非改竄の証明が可能。
「HDE Mail Application Server #Archiver」の予定価格は、1,000ユーザーの場合で、245万7000円~(税込)。価格は、ユーザー数とサーバー数により異なる。サポートは、Gold、Silver、Bronzeの3種類が内容別に用意される予定。電話、FAX、メールによるサポート体制と、ソフトウェア無償バージョンアップ権利が付属する。
動作環境は、Red Hat Enterprise Linux 5.2 Server for Intel EM64T。対応仮想化環境は、VMware ESX Server 3.5。
HDE Mail Application Server #Archiver
http://www.hde.co.jp/masa/