ソフトバンクIDCとアイビーシーは2009年2月17日、ネットワークシステムの性能監視サービス事業において業務提携すると発表した。本提携により、ソフトバンクIDCは、アイビーシーのネットワークシステム性能監視アプライアンス「System Answer」を活用した、ネットワークの可視化と安定性や品質向上を図る管理・分析サービス「プレミアムネットワークサービス」の提供を開始する。
近年、ネットワークの安定性や品質向上は非常に重要な課題となっており、従来の死活監視に加えて障害の予兆を発見しサービスレベルの低下を未然に防ぐための性能監視への要求は高い。それを受けて、今回ソフトバンクIDCは、ネットワークシステムを可視化する性能監視で優れた技術と分析ノウハウを有するアイビーシーの「System Answer」を活用し、顧客企業へのサイトの評価・分析や改善提案をするサービスを開始する。
「プレミアムネットワークサービス」はネットワークに関するさまざまなデータを取得・診断し、具体的な改善案を提案するサービスである。主なサービスは、ネットワークモニタリングと稼働レポートになる。ネットワークレポートでは、顧客のネットワーク動作状況を1分間隔でソフトバンクIDCのお客様ポータルサイトでリアルタイムに開示する。稼働レポートは、ネットワークモニタリングで蓄積されたデータに基づき、ネットワークの健康状態について報告する。
本サービスにより、ネットワークのトレンドが可視化され、不具合の事前予測と対応、拡張規模や時期の把握が可能になる。なお、対象機器はマルチベンダー対応で、新製品やバージョンアップにも2週間で対応する。
両社は今後も、企業の基幹システムでの利用推進など、ネットワークシステムの性能監視サービスの適用範囲の拡大に向けて協業を強化していく。
ソフトバンクIDC
http://www.sbidc.jp
アイビーシー
http://www.ibc21.co.jp/