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データセンター向けLANスイッチ「HP ProCurve 6600 Switchシリーズ」

2009年3月12日(木)IT Leaders編集部

日本ヒューレット・パッカードは2009年1月29日、ラックに収納して使う1UサイズのL3スイッチ製品「HP ProCurve 6600 Switchシリーズ」を発表した。省エネルギーによる地球環境の負荷軽減のニーズが高まりつつあるデータセンターでの利用を想定して、機能強化を図った。

最大の特徴は、吸排気の向きを変更できる点である。一般にデータセンターは、室内の空気循環効率を高めるため、暖気と冷気の通り道を設ける。だが、機器が密集すると空気の流れが変わるなどの理由から、熱だまりが生じやすくなる。その点、6600 Switchシリーズは「前面から背面」、「背面から前面」のいずれの方向にも吸排気できるので、データセンター内の冷却に最適なエアフローを維持し、熱だまりが生じるのを防ぎやすくなる。

モジュール式のパーツを採用することで、可用性と保守性も高めた。スイッチの電源を入れたまま、電源装置やファントレイなどを冗長構成にしたり、交換したりできる。

今回提供するのは、ポート数が24個のモデル3機種と、48個備える2機種で合計5機種。上中位機には、小型で消費電力が小さいSFP+タイプのポートを採用した。24ポートモデルの上位機 「HP ProCurve 6600 24XG」のポートはすべて10GbのSFP+。下位機「同24G」は1Gbのみ。中位機「同24G-4XG」は、10GbのSFP+と1Gbの組み合わせ。一方の48ポートモデルは、上位機「同48GB-4XG」のポートは10GbのSFP+と1Gbの組み合わせ、下位機「同48G」は1Gbのポートのみ。価格は24ポートモデルの上位機が187万7400円、48ポートモデルの上位機が129万9900円、など。3月5日から順次販売を始める。

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