ERPパッケージ SMILEes / OSK OSKは2009年2月3日、中堅・大手企業向けのERPパッケージ「SMILEes」を発表した。同社製グループウェアに加え、他の業務システムとの間でデータを連携させる機能を持たせた。さらに操作画面を改良して、使い勝手を向上した。
SMILEesはERPパッケージ「SMILEシリーズ」の最新版である。会計や販売管理、人事給与といった基幹系システムの基本機能に加えて、それぞれのデータを横断的に集計・分析する機能を標準で備えている。企業の経営者や事業責任者は、最新の売上高や受注状況を分析、集計した結果を見ながら、迅速に意思決定できる。SMILEesに入力した受注情報などを、OSKが提供するグループウェア「eValue NS」の画面から承認するといった使い方もできるようにした。
加えて新版では、会計や販売などの業務データをXML形式で出力する機能を追加した。これにより、SMILEesと他社製の業務アプリケーションとの間で、容易にデータを交換できる。
操作画面のデザインも見直した。具体的には、eValue NSと共通のレイアウトを採用して、メニューの配置や起動方法も統一した。ERPパッケージとグループウェアの操作画面のデザインを統一することによって使い勝手を高め、ユーザーの業務効率や生産性を向上させるのが狙いである。
セキュリティ面でも機能強化を図った。ユーザーや部・課などの単位で利用できる機能を制限したり、操作履歴を保存したりできる。パスワードの有効期限を設定する機能を追加し、システムの不正利用リスクを低くすることにも配慮した。価格は600万円から。2009年3月より受注を開始する。