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NEC、アビームコンサルティング、日本オラクルの3社がBPMソリューション分野で協業

2009年3月31日(火)IT Leaders編集部

日本電気(NEC)、アビームコンサルティング、日本オラクルの3社は2009年3月30日、BPM(Business Process Management)分野で協業し、業務コンサルティングからシステム構築、製品サポートまで一貫して支援する新たなソリューションの共同開発・提供で合意したと発表した。

業務プロセスを見える化し、継続的に改善していく管理手法であるBPMは、業務コストやITコストを削減し、競争力を強化する手段として、近年、多くの企業から注目されているが、一方ではBPMの導入による改善効果が予測しにくいという課題があるという。今回、3社は、企業が効率よくBPMを取り入れて継続的な業務改革を推進できるよう、それぞれが持つノウハウを結集し、共同でソリューションの開発・提供を行うとのこと。

同ソリューションでは、以下のような一連のBPMトータルサービスを提供する。

  1. 事前の診断・検証
  2. 綿密なアーキテクチャの策定
  3. BPMシステムとSOA(サービス指向アーキテクチャ:システムを「サービス」の集まりとして構築する設計手法)基盤を活用したシステム実装
  4. 業務改革の支援
  5. モニタリングのためのKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)策定
  6. 製品サポート

協業の概要は以下のとおり。

3社の役割について

  • NECとアビームコンサルティングは、業務改革支援とシステムアーキテクチャ設計/システム開発を共同で行うことで、業務コンサルからBPMシステムを活用したシステムの設計/構築、継続的な改善活動までを共同で提供する。
  • NECと日本オラクルは、「Oracle BPM」、「Oracle SOA Suite」、「Oracle BPEL Process Manager」、「Oracle Service Bus」などのBPMおよびSOA製品群でのソリューション開発を強化。最初の取り組みとして、NECグループが培ったSIノウハウを集結した設計/開発方法論であるSystemDirector Enterprise(SDE)の「Oracle BPM版」を開発する。さらに、SDEに業務の可視化(プロセスデザイン)のフェーズを組み込んだ開発方法論であり、NECトータルインテグレーションサービスが提供する「CGAAソリューション Powered by SDE」と組み合わせることで、顧客は、ビジネスプロセスの可視化からシステム実装までの作業を標準化でき、継続的な業務改革を顧客自身で実行可能となる。NECと日本オラクルはまた、同ソリューションについてマーケティング/営業活動を共同で実施する。

BPMトータルサービスの提供

  • 「IT戦略策定サービス」「BPM診断サービス」「業務改革支援サービス」など、業務コンサルティングからBPMシステムおよびSOA基盤の設計/構築、製品サポートまでの幅広いメニューを提供。顧客は、その中から課題/ニーズに合わせて必要な部分だけを選択できる。なお、BPMの本格導入に先立ち、効果の検証などが行えるトライアルメニューも提供する。

3社はまず、製造業向けにソリューション提供を開始し、順次、他業種へと拡大していく予定。それにより、SIサービスなどを含めBPM分野で2年間に110億円の売上を目指すとしている。


BPMトータルサービスについて
http://www.nec.co.jp/soa/bpmtotalservice.html

トライアルメニューについて
http://www.nec.co.jp/soa/trialmenu.html

NEC
http://www.nec.co.jp/

アビームコンサルティング
http://jp.abeam.com/

日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/

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NEC / アビームコンサルティング / Oracle / BPM / 協業・提携

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