日本オラクルは2009年12月14日、「PeopleSoft Enterprise 9.1」を発表した。これは、米オラクルが2005年に買収した米ピープルソフト製ERPパッケージの最新版である。今回のバージョンアップは「買収以降、ピープルソフト製品に施してきた改変のなかで最大。導入・保守や使い勝手にかかわることなど合計1350の新機能を追加した」(保々雅世常務執行役員)という。
2010年1月に、人事管理や勤怠管理、評価、給与、採用といった機能を持つ人材管理アプリケーションの新版「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.1」をリリースし、2010年2~3月にはCRMアプリケーションや財務会計・SCMアプリケーションを出荷する計画だ。
人材管理アプリケーション新版の目玉機能として強調するのは、「後任計画」である。重要な役職について後任候補者を登録しておき、各候補者が持つスキルや経験を数値化して管理。現職者の異動や退職に際し、そうした数値情報を基に適任者を合理的に判断できる機能という。そのために成果と潜在能力を2軸にしたマトリックス上に後任候補をプロットし、比較検討する機能も用意した。
このほか、人材育成を支援する「キャリアプラン」と呼ぶ機能を強化した。組織の上長は部下1人ひとりが現状で持つスキルや経験と、希望する職務や役職に必要な資質とのギャップをビジュアルに分析できる。さらに、そうしたギャップを縮めるために、その部下にどのような研修を受けさせればよいかを検討してシステム上に登録できる。「目標管理機能」では全社的な経営戦略をブレークダウンし、部門や個人レベルの目標へと落とし込めるようにした。
PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.1のライセンス費用は、社員100人が人事管理機能のみを利用した場合で201万円から。導入費用は含まない。
Oracle / PeopleSoft / HCM
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