[新製品・サービス]

富士通、新ネットワークサービス「FENICSⅡユニバーサルコネクト」の販売を開始

2009年4月21日(火)IT Leaders編集部

富士通は、企業が「サーバー、ストレージなどのITリソースをネットワーク経由でサービスとして利用する」クラウド時代に向けて、利用者を把握し、多様な端末・アクセス回線を活用して安心、安全に企業内ネットワークに接続可能なサービス群「FENICSⅡユニバーサルコネクト」を、2009年4月20日より販売開始すると発表した。

 富士通は企業向けネットワークサービスとして、1985年よりFENICS、2007年よりFENICSⅡを発表し提供してきた。今回、認証システムの連携強化、証跡の見える化、端末種別の違いを吸収するための利用技術、クラウド環境への対応を付加し、新ネットワークサービス群「FENICSⅡユニバーサルコネクト」として提供を開始するとのこと。

 FENICSⅡユニバーサルコネクトにより企業内ネットワークの利用者は、モバイル端末を使って客先や出張先からも自社の業務システムに接続し、自席にいるように業務を行えるようになる。また、システムを管理するIT部門は、既存のネットワーク資産を活かしたリモートアクセス環境を、自社で構築するよりも最適なコストで構築可能になるという。さらに、内部統制への対応にも配慮しながら、業務システムの利用シーンを自社内から外出先、在宅、海外などに広げる、ワークスタイルの改革が促進されるとしている。

 提供されるサービスは、以下の3つ。

1. ユニバーサルコネクト(基本サービス)
内部統制で要請されている、ネットワークにアクセスするIDと利用者と利用権限の見える化をするサービス。従業員番号など、顧客自身が認識可能な管理体系によるIDを用いたサービスが利用できるため、営業・開発・保守・スタッフなどの職種や、幹部社員・一般社員・派遣社員などの職務権限によって、アクセス経路や利用対象の業務システムに制限をかけることができる。管理者がみずからIDの追加・削除・権限変更などの操作も行え、システムの利用部門からの緊急の要求にも即座に対応可能。

2. リモートアクセスサービス
PC、携帯電話、スマートフォンから、既存のブロードバンド回線やモバイル回線を用いて社内ネットワークにリモートアクセスするためのサービス。自社でリモートアクセス環境を構築する場合に比べ、低コスト・短期間で社内ネットワークへの接続が可能になる。また、端末種別ごとに通常のID・パスワードによる認証方式と、利用者と利用端末環境(機体番号・ソフトウェア構成・ウイルスチェックの有無など)を併せて認証する「端末セット認証オプション」を提供することで、アクセスセキュリティ強度を高める。

3. モバイルコンテンツ変換サービス
携帯電話リモートアクセスサービスと併用することで、PC向けに作られた業務システムのWebコンテンツを携帯ブラウザの種別に合わせて自動変換し、携帯電話の画面サイズに合わせて最適に表示するサービス。携帯ブラウザによる業務利用を検討する際に、携帯向けWebコンテンツを一から作り直す必要がなくなるほか、サービス利用のためのコンサルティング、構築支援も追加提供することで、顧客のモバイル活用を加速する。

サービス提供開始は、基本サービスが2009年10月中旬、リモートアクセスサービスが2009年7月上旬より順次、モバイルコンテンツ変換サービスが2009年6月下旬。価格は初期費+月額費の個別見積もりとなるが、携帯500台からのリモートアクセス+モバイルコンテンツ変換サービスの場合、1IDにつき月額4,000円から。

「FENICS」紹介サイト
http://fenics.fujitsu.com/networkservice/

富士通
http://jp.fujitsu.com/

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