富士通は、企業における顧客管理を支援する大企業向けSaaS型サービス「CRMate/お客様接点力SaaS」の機能を絞って低価格化した「CRMate/ライト」(シーアールメイト ライト)の販売を2009年7月27日より開始すると発表した。同社のショッピングサイト「WEB MART」にて提供。年間使用料は24万円(税別)で、最大30ライセンスまで利用できる。
同サービスは、中小企業の顧客対応などを行う部門(利用者数30人未満)向けに、顧客情報管理・問い合わせ管理・商談管理の機能をSaaS型で提供するもの。顧客管理の業務システムを新たに構築することなく、必要な機能を手軽に導入可能となり、スピーディーで的確な顧客管理を実現できるとしている。
なお、サービスの販売開始にあたり同社では、2009年7月27日~2009年10月31日までの期間限定で、年額18万円(税別)のキャンペーン価格で同サービスを提供する。
同社によれば、企業の競争力の強化やコスト削減、経営のスピードアップに対するニーズは高まっており、特に顧客とのリレーション強化を図るCRM(Customer Relationship Management)の分野は、中堅・中小企業においても注目されてきている。同社では2009年より、顧客とのリレーション強化を図るシステムの早期導入と、低コスト化を支援するSaaS型サービス「CRMate/お客様接点力SaaS」を提供開始しているが、今回、中小企業向けとして導入しやすく機能を絞った「CRMate/ライト」を新たに開発し、提供していくとのこと。
発表による同サービスの特徴は以下のとおり。
1. 顧客情報の一元管理システムを迅速に導入可能
顧客情報管理、問い合わせ管理、商談管理の3つの機能をSaaS型サービスとして提供。顧客がより手軽に購入できるよう、同社のショッピングサイト「WEB MART」から提供する。同社によれば、顧客が自社でシステムを構築する場合と比較して、導入コストおよび期間を約90%削減可能。
2. 操作における利用者の負荷軽減
手軽に入力できる操作画面により、従来紙に記載していた内容を電子的に記録可能。
3. 活動状況の見える化
入力画面より記録した情報(活動情報、お客様の声、問い合わせ内容など)を一覧表で確認できる。また、データ形式(CSV)で抽出したのち、EXCELなどで二次加工し、分析することも可能。
「CRMate/ライト」紹介サイト
http://jp.fujitsu.com/solutions/crm/crmate-light/
富士通「WEB MART」法人のお客様向けページ
http://www.fujitsu-webmart.com/pc/index1