EMCジャパンは2009年8月31日、VMware環境を最適化する「EMC CLARiX CX4(クラリックス シーエックス4)」ネットワーク・ストレージ・システムの新しい仮想化対応機能を発表し、ミッドレンジ製品の強化を図った。同製品には、仮想化に対応した管理、データ保護、レプリケーション・テクノロジーと拡張された接続オプションなどの新機能が搭載され、既存製品よりもさらに高いレベルのストレージ統合、 VMware環境の管理の効率化とデータ保護とビジネス継続性が提供される。
「EMC CLARiX CX4」には、仮想マシンの管理、検出、レポート作成を自動化する組み込み機能が搭載され、ストレージ管理者とサーバ管理者が協力して、仮想化および物理環境におけるリソースの使用状況をより適切に管理し、レポートを作成することが可能となる。
同製品の新機能は以下のとおり。
- 業界で初めて「VMware vCenter」に統合されたミッドレンジ・ストレージ管理ソフトウェア「EMC Navisphere Manager」により、管理工数が最大100分の1に削減
- 10Gb/秒iSCSIおよび8Gb/秒FC(ファイバ・チャネル)の「UltraFlex」接続オプションにより、最大8倍の仮想マシンを1台のストレージに統合
- 「EMC RecoverPoint」ソフトウェアと「EMC Replication Manager」ソフトウェアにより、仮想マシン・レベルでのデータ保護とビジネス継続性を実現
同製品の8Gb/秒FC対応モデルは同日より、10Gb/秒iSCSI対応モデルは2009年9月より提供開始される予定。また、仮想化対応の新「Navisphere Manager」および新「RecoverPoint」も、同日より提供開始され、「Replication Manager」は、2009年9月に提供される予定。
各製品の販売価格は以下のとおり。
・「CLARiX CX4-120」:366万円(税込、「Navisphere Manager」含む)
・「CLARiX CX4-240」「CLARiX CX4-480」「CLARiX CX4-960」:個別見積もり
EMCジャパン
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