NTTソフトウェアは2009年9月10日、テラスカイ、サイボウズ総合研究所(サイボウズ総研)と共同で、営業支援システム「Salesforce CRM」と、サイボウズ総研の親会社であるサイボウズ製エンタープライズグループウェア「サイボウズ ガルーン 2」のスケジュールを連携可能にする「SkyOnDemand for サイボウズ ガルーン 2」を開発し、2009年10月1日より販売を開始すると発表した。
「SkyOnDemand」は、NTTソフトウェアとテラスカイで販売している、SaaSアプリケーションと社内システムのデータ連携を行うSaaS型システム連携サービス。テラスカイがすでにパッケージ型で提供しているシステム連携製品「DCSpider」を核として開発されている。また「サイボウズ ガルーン 2」は、Webブラウザとネットワーク環境によって社員のスケジュール管理や業務連絡を行うことのできるビジネス用ソフトウェア。エンタープライズグループウェアとして、1万人規模の大企業での利用も可能になっている。
「SkyOnDemand for サイボウズ ガルーン 2」は、営業担当者がSalesforce CRMに入力したスケジュールを、営業マネージャーや他の担当者が利用しているグループウェア「ガルーン 2」のスケジュール一覧で参照できるというもの。営業マネージャーや他の担当者が「ガルーン 2」でスケジュール変更を行った場合、営業担当者は変更後のスケジュールをSalesforce CRM上で参照できる。50ユーザーの場合の利用料金(税別)は、初期導入費用が146万円、月額サービス料金が11万9,000円。
これまでNTTソフトウェアでは、SaaSによるシステム連携が可能なSkyOnDemandを中核として、各種システム連携の仕組みをリリースしてきたが、今回、営業支援システムのSalesforce CRMと、ガルーン 2のスケジュール機能を、SkyOnDemandを介して連携可能にする「SkyOnDemand for サイボウズ ガルーン 2」を提供することで、グループウェアのスケジュール機能と営業支援システムの連携のニーズに応えていくとのこと。
発表によるSkyOnDemand for サイボウズ ガルーン 2の導入メリットは以下のとおり。
- 営業担当者の作業の手間を軽減:営業担当者が頻繁に利用するSalesforce CRMを、ガルーン 2のスケジュールと連携することにより、スケジュールの二重投入の手間が省け、また、スケジュール管理をガルーン 2で一元的に行うことができ、営業マネージャーと営業担当者間、および、担当者間でのスケジュール調整がしやすくなる。
- 営業マネージャーのマネージメントの不安を解消:スケジュールと営業担当者の活動報告を連携することで、営業報告の入力忘れをなくし、営業担当者の活動を漏れなく把握、管理することが可能。
- システム部門では、データ連携のための新たな設定、開発投資が不要:ガルーン 2とSalesforce CRMに特化したデータ連携テンプレートを標準装備しているため、新たな開発コストをかけることなく、短期間でのシステム導入と運用開始が可能になる。
- 運用面での安全策:NTTコミュニケーションズが提供する「Salesforce over VPN」を利用することで、セキュリティ・信頼性・品質を維持したネットワーク環境でガルーン 2とSalesforce CRMを連携できる。
「SkyOnDemand」
http://www.ntts.co.jp/products/skyondemand/
サイボウズ ガルーン 2について
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サイボウズ総合研究所
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テラスカイ
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