日立ソフトウェアエンジニアリング(以下、日立ソフト)は2009年9月15日、ITシステム障害原因分析パッケージ「RevenueMax Ecsia(レベニューマックス エクシア)」の機能を強化し、2009年9月16日より販売を開始すると発表した。また、販売を記念して、10月30日まで各製品を特別価格で提供するキャンペーンが実施される。
「RevenueMax Ecsia」は、障害原因解析機能と障害ナレッジ検索機能により障害復旧までの時間短縮を実現し、ITシステムの障害による機会損失やビジネスへの影響を軽減、システム運用にかかるコストの低減を図る製品である。
今回本製品は、同社が開発した連携アダプタ「RevenueMax Ecsia Mail/Adapter」を追加することで機能強化された。このアダプタは、メールでの通知機能を持つ複数の運用監視システムにおいて、イベント情報をメール経由で取得することで、原因解析を行うものである。従来連携していた日立製作所の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」に加え、本アダプタの追加によって、対象となる監視システムの範囲を拡大できる。
「RevenueMax Ecsia」の特長は次のとおり。
【新機能「RevenueMax Ecsia Mail/Adapter」】
- 障害イベントが発生した際に、監視システムが運用・保守管理者宛てにメールを送るメール送信機能と連携して「RevenueMaxEcsia Mail/Adapter」がイベント情報を取得し、障害原因解析を行う。
【障害原因解析機能】
- 過去の障害との相関をチェックし、完全に一致するものがなくても類似の障害情報を提供する。
- 発生した障害イベントとの類似判定をするための推測ルールを設定できる。
【障害ナレッジ検索機能】
- 散在する過去の障害対応情報を収集・蓄積し、検索を可能にする。
- 過去の障害に紐付けられたナレッジを「障害原因解析」と連携して提供する。
「RevenueMax Ecsia」の標準価格(税込み)は次のとおり。
「RevenueMax Ecsia Managerフルパッケージ」(10ノードライセンス付き)は、630万円~。
「RevenueMax Ecsia ダッシュボード」は、21万円。
「RevenueMax Ecsia Mail/Adapter」(今回追加)は、84万円。
「RevenueMax Ecsia JP1/Adapter」は、84万円。
「RevenueMax Ecsia」の動作環境は次のとおり。
サーバOS : Windows Server 2003 R2 SP2
前提製品 : Sun Java SE Development Kit(JDK) 5.0
クライアントOS : Windows XP SP2
前提製品 : Internet Explorer 7、Adobe Flash Player 10
「RevenueMax Ecsia」
http://hitachisoft.jp/products/ecsia/
日立ソフトウェアエンジニアリング
http://hitachisoft.jp/index.html