電通は2009年9月24日、CGM(Consumer Generated Media/消費者生成メディア)での、消費者の口コミ情報をリアルタイムに集計・分析するリサーチシステムの新バージョン「電通バズリサーチ Ver3.0」のサービス提供を開始すると発表した。同社はこれまでも、ホットリンクと共同で本サービスを提供してきたが、今回、ユーザーインタフェースの利便性向上や、検索対象のブログ数拡大、検索機能の強化など、ユーザからの要望に応えた全面リニューアルが行われた。
「電通バズリサーチ」は、主要ブログポータル・掲示板計23サイト、独自ドメインブログ計100サイト以上をカバーし、36億以上の記事をリアルタイムに分析することが可能である。事例としては、映画やドラマの評判分析、トレンド予測による新商品開発の提案、広告の効果測定など多岐にわたり、分析結果に基づいたコンサルティングサービスも提供している。
「電通バズリサーチ Ver3.0」は、Ver2.0の機能を引き継ぎながら、次のようなバージョンアップが行われている。
ユーザインタフェースの大幅な変更
Ver2.0では数度の検索実行を要した結果表示を、Ver3.0では1度の検索実行で可能にするなど、使いやすいインタフェースを実現している。
検索対象のブログ数拡大
主要ブログポータル・掲示板計23サイト(2ちゃんねるを含む)に加え、影響力の大きな独自ドメインブログ計100サイト以上を新たに検索対象として追加した。
話題軸分析機能搭載
キーワードを指定して検索を実行した際に、事前に指定した話題軸(例えば、デザイン、機能、価格など任意に指定可能)に分類して、その割合を円グラフで表示することができる。この機能によって、どんな話題軸で語られているのかを把握することができる。
スパムブログ排除機能搭載
スパムブログを検索結果から排除するために、スパムブログフィルターを搭載。「なし」「弱」「中」「強」の4段階でスパムブログを排除することが可能で、フィルターの精度は定期的に更新される。
本サービスの利用は、月額12万円(税別)から。
電通
http://www.dentsu.co.jp/