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三菱UFJリース、営業支援システムおよび情報共有基盤をDynamics CRMで刷新

2009年12月3日(木)IT Leaders編集部

三菱UFJリース(現三菱HCキャピタル)は2009年12月2日、同社の中期経営計画「Vision2010」の戦略である「営業力の強化」に向け、マイクロソフトが提供するソリューション「Microsoft Dynamics CRM」を採用して、営業支援システムおよび全社情報共有基盤を刷新したことを発表した。同ソリューションの導入は、発表時点で国内金融機関において最大規模(1,200ユーザー)とのこと。

新しいシステムはWindows Server、SQL Server 2005のWindows プラットフォーム上で開発された。導入にあたっては、マイクロソフトのエンタープライズサービス部門であるマイクロソフトコンサルティングサービス(MCS)が企画段階から全工程において全面的にプロジェクトへ参画し、三菱UFJリースと連携して、機能のカスタマイズなどを含む開発を短期間に行っている。

三菱UFJリースは、2008年4月にスタートしたVision2010に基づき、ITインフラの整備と、それを活用した経営基盤の強化に取り組んでいるが今回のシステム刷新により、顧客視点での情報の整理、タイムリーな営業情報の活用が可能になると共に、社内業務を可視化することでコミュニケーションの活性化にもつながっているとのこと。

同社では、新しい情報基盤を活用することで従来以上に顧客との接点を強化し、多様な商品サービスを提供する総合ファイナンスカンパニーとして、持続的な成長を目指していく。また、マイクロソフトは、引き続きITの側面から三菱UFJ リースの戦略を支援していく。

新しい営業支援システムの概要は以下のとおり。

  • 「お客様接点の強化」、「営業力の強化、手法の高度化」を目的に、営業活動における非定型業務にも対応可能なDynamics CRMを採用
  • 日常業務で使用するメールクライアントのOutlookや、既存のデータ資産を管理するExcelとシームレスに連携することで利便性を向上させ、営業の現場での情報の有効活用を支援する
  • MCSによるOutlookスケジュールからの入力連携をはじめ、営業活動の実態に即したカスタマイズによって、柔軟性と機動性を備えた営業プロセスが実現可能

また、全社情報共有基盤の概要は以下のとおり。

  • 社内コミュニケーションの活性化を目的に、全社員のプレゼンス(在席)情報をリアルタイムで把握し、迅速な意志決定や情報確認を支援する
  • Office SharePoint Server 2007、Exchange Server 2003およびOffice Communications Server 2007を採用し、蓄積されたノウハウの共有、キーワードによる検索などで、社員の生産性向上を支援する
  • InfopathとSharePoint Serverの連携により、報告書式の電子化および自動集計を実施して、業務を効率化

三菱UFJ リース
http://www.lf.mufg.jp/

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

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三菱HCキャピタル / 金融 / Dynamics / Microsoft / リース / 情報共有

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