スカイアークシステムは2010年1月14日、Webコンテンツ管理ソフト(CMS)の新版「MTCMS 5.1」を発表した。新版では、ユーザー数無制限のライセンスを新設したほか、表示中のページを直接編集する機能などを追加した。2010年2月15日から提供開始する。価格は、CMS関連ソフト一式で1サーバー76万円(税込)など。
MTCMSは、企業サイトなど、コンテンツを日々更新するWebサイトを運営するための、Webコンテンツ管理システムである。Web技術やHTMLの知識を必要とせずに、Webコンテンツを作成/管理できる。WYSIWYG(見たまま)エディタやMicrosoft WordによるWebページ作成、ファイル管理、データの一括登録、サイト構造の可視化、閲覧制限、承認ワークフロー、などの機能を提供する。
今回の新版では、サーバー数に制限のない上位版「MTCMS Enterprise」を新設した。同ライセンスにより、複数部門やグループ会社への展開などが容易になる。機能面では、Webブラウザに表示しているページを、管理画面に遷移することなく直接編集する機能を追加した。さらに、他のWebサーバー上にあるWebコンテンツを自サーバーに自動的に取り込む機能も追加した。
なお、MTCMSは、ベース部分にシックス・アパートが販売するブログ・ソフト「Movable Type」(MT)を利用する。MTの機能を拡張するプラグイン・モジュールとして実装しており、プラグイン単体またはMTとのセット・パッケージとして販売する。いずれも、1サーバー版とマルチサーバー版を用意している。
価格(税込)は、プラグイン単体「MTCMS 5.1」が、1サーバー63万円、マルチサーバー102万9000円。MTとのセット・パッケージが、1サーバー版「MTCMS 5.1 基本パッケージ」で76万円、マルチサーバー版「MTCMS Enterprise」で220万5000円。