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CTCとワークス、クラウドビジネスにおける業務提携に合意

2010年4月6日(火)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)とワークスアプリケーションズ(以下、ワークス)は2010年4月5日、大手企業向け基幹業務システムのクラウド化に関する業務提携に向け、2010年3月8日に基本合意したと発表した。今回の業務提携では、ワークスが持つ高いクラウド技術力を駆使し、同社が提供する基幹業務アプリケーション「COMPANY」をCTCのIaaS(Infrastructure as a Service)をはじめとしたサービスを通じて提供する。なお、両社による新サービスは、今夏に開始を予定しているが、すでに約20名の専任プロジェクト体制を構築しており、人事・給与、会計の領域において、複数の顧客へのソリューション提案を開始している。

CTCは、ITライフサイクルの全てをサポートするIT総合企業である。大手企業のITシステムの構築や運用、約20年のデータセンター運用などの実績を持ち、ITインフラ領域、および情報系アプリケーション領域に強みを保持している。特に、データセンター事業に関しては、これらの技術を統合したクラウド基盤(IaaS)を2008年4月より開始し、これまで約50社の企業に提供している。

ワークスは、「ノーカスタマイズ」(カスタマイズの必要がない)、「無償バージョンアップ」というコンセプトのもと、大手企業約800社への導入実績を有する「COMPANY」を提供している。また、社内の最先端技術研究部門において、「COMPANY」および製品を取り巻く環境に関するクラウド研究を進めており、これまで動作検証や実行環境の構築・テスト運用、スピード検証など、技術研究とともにさまざまな検証を続け、その過程で膨大な数の課題を解決することで実績を蓄積してきた。その研究成果のもと、IaaSと「COMPANY」を組み合わせることにより、ハードウェアやネットワークコスト、ソフトウェアに至るまでの大幅なコスト削減を実証している。

そして今回、両社はそれぞれのクラウド技術力を融合させることで、大手企業の情報投資効率を向上させる新クラウドビジネスを提供する。新サービスでは、高い機能充足度を誇る「COMPANY」シリーズをクラウド基盤を通じて利用することにより、顧客企業はメンテナンスフリーな基幹系アプリケーション機能を、短期間かつ低い初期投資で導入することが可能になる。また、「COMPANY」シリーズの無償バージョンアップの恩恵を受けることにより、システム機能の追加・変更といったメンテナンス作業からも開放され、人的リソースをより戦略的な業務にシフトできる。

今後、CTCとワークスは、SI事業における協業も視野に入れながら、クラウドビジネスへの取り組みを一層強化し、大手企業の情報システム投資におけるさまざまなニーズに応えることで、開始から1年を目処に10件以上の受注獲得を目指すとしている。

ワークスアプリケーションズ
http://www.worksap.co.jp/

伊藤忠テクノソリューションズ
http://www.ctc-g.co.jp/

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CTC / ワークスアプリケーションズ / IaaS / 協業・提携 / SI

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