日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)は2010年5月19日、中堅中小企業のビジネス成長に合わせて容量拡張だけでなく、データ転送レートを約2倍に高速化できる拡張型ディスク・ストレージのエントリー・モデル「IBM System Storage DS3500」を発表した。「DS3500」は、容量および性能の拡張性を備えることで、多くのサーバーや多様なアプリケーションで共有でき、階層型ストレージにも対応できるなど、サーバー仮想化統合環境やクラウド環境での活用向け製品になっている。
「IBM System Storage DS3500」の特徴は次のとおり。
- 拡張性の向上
最大データ保存容量は192TBで、従来のエントリー・モデルの2倍まで容量を拡張できる。また、オプションのソフトウェア製品「ターボ・パフォーマンス」を搭載することで、データ転送レートを非搭載時の約2倍に高速化できる。これにより、最初はDS3500をエントリー・レベルの容量と性能で利用していても、ミッドレンジ・レベルの容量・性能に引き上げることができるため、事業の拡大や統合など、中堅中小企業のビジネスの成長とともに長期にわたる活用が可能である。 - IBM製品初のインターフェイス
ホスト・サーバーとの接続に、毎秒6Gbpsの業界最速Serial Attached SCSI(SAS)インターフェースを採用。ポート数も従来の3倍の12ポートを備え、より多くのサーバーで共有できる。 - 多種HDD(ハードディスクドライブ)への対応
リアルタイムのデータ・アクセスに対応できる高性能なオンライン向けSAS HDDや、オンライン向けとデータ長期保存向けの大容量・低価格なニアライン向けSAS HDD、また自己暗号化機能付きのSAS HDDをサポートし、1台のきょう体に混載が可能である。保存データの使用頻度や重要度によってHDDを区別することで、複数の業務において1台のストレージ装置を共有でき、階層型ストレージの実現も可能である。サイズは3.5インチと2.5インチをサポートしており、2.5インチHDD搭載時の消費電力は、従来の約40%に低減できる。
製品の最小構成価格(税別)は次のとおり。「IBM System Storage DS3500」(3.5インチHDD向けモデル)は、68万7400円。「ターボ・パフォーマンス」は、171万3000円。出荷開始予定は6月15日。
-
-
-
-
Gemini搭載でGoogle CloudのAIプラットフォーム「Vertex AI」が大幅アップデート。企業の生成AI活用に不可欠なデータマネジメントとは
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
大型化、狭額縁化だけじゃないモニターの進化! “機能”と“信頼性”を両輪に差別化を推し進めるレノボの「ThinkVision」
-
WalkMeが2023年のデジタルアダプションアワードを発表。「えきねっと」におけるUX向上事例など、ユーザー間でノウハウを共有するイベントを開催
-
-
Lenovo Tech World Japan 2023 特別対談「レノボ×マイクロソフト」が語る生成AI活用の“現在地”と“近未来”
-
-
-
あらゆるユーザーにAI活用を!「Lenovo Tech World Japan」で提示される企業コンピューティングの近未来像とは?
-
-
-
-
-
-
-