アラクサラネットワークスは2010年5月26日、同社の製品に、夜間や休日など、ネットワークの使用量が低いときにネットワークシステムを節電する「ダイナミック省電力システム」の機能強化を行うことを発表した。
アラクサラネットワークスは、ダイナミック省電力システムのコンセプトに基づく新機能として、コアスイッチ「AX6600S/AX6700S」シリーズに、通信トラフィック量に応じて省電力機能を自動的に制御する機能を追加する。
AX6600S/AX6700Sシリーズでは従来より、指定した日付の指定した時刻に省電力機能を自動的に制御する「スケジュール機能」をサポートしていた。新機能は、日付や時刻による指定以外に、装置内を流れる通信トラフィック量を計測し、以下の動作を可能とする。
- 指定した通信トラフィック量以下の場合に、自動的に省電力機能をONして電力消費を低減する
- 通信トラフィック量が増加して、指定した値を超えた場合には、自動的に省電力機能をOFFし、装置の最大性能を発揮する
同機能は、2010年6月にリリースされる予定のソフトウェアv11.4からサポートされる。
同社は、ネットワークシステムの低消費電力化のために、必要なときに必要な部分に電力を供給し、不要な部分は電力供給を削減または停止する、「ダイナミック省電力システム」のコンセプトに基づき、さらに製品の機能開発を進めるとしている。
アラクサラネットワークス
http://www.alaxala.com/jp/