[新製品・サービス]

日本ユニシス、ストレージ環境を提供する「ICTファイル共有サービス」などを発表

2010年6月17日(木)IT Leaders編集部

日本ユニシスは2010年6月16日、IaaS(Infrastructure as a Service)サービスの新しいラインナップとして、顧客のイントラネットの延長でストレージが利用できる「ICTファイル共有サービス」を7月1日から提供開始すると発表した。

同社は従来から、サーバー、ストレージ、ネットワークのリソースを月額で利用できるIaaSレイヤ(層)のクラウドサービス「ICTホスティングサービス」を提供していたが、今回の「ICTファイル共有サービス」は、ストレージのみを利用したいという要望に応じた新しいサービスとなる。あわせて、IaaSレイヤへの新たな付加サービスとして「ストレージクラウドサービス」の提供も同時に開始する。

今回発表されたサービスの内容は以下のとおり。

■ICTファイル共有サービス(メインサービス)
同社独自のネットワーク技術を駆使することにより、顧客指定のIPアドレス設定とネットワークアドレス変換(NAT)のない接続が可能で、Active Directoryなど社内システム認証を実施している顧客でも、イントラネットの延長としてストレージの利用が可能になる。同技術は、クラウド上にイントラネット内のシステムを実現することができ、日本ユニシスのクラウドサービス環境のみ実現されているという。アンチウイルス機能とログ機能も装備されているため、安全に利用できるとのこと。価格(税別)は、基本料金が月額27万円、1TBあたり月額14万円から。

■ストレージクラウドサービス(付加サービス)
IaaSレイヤの「ICTホスティングサービス」と「ICTファイル共有サービス」に付加可能なサービスで、多用途ストレージとデータストア(データ保管)サービスを提供するというもの。多用途ストレージは、「大容量ストレージ」「高速ストレージ」「書き換え防止ストレージ」の3種類のサービスを提供する。また、データストアサービスは、データのバックアップ領域を提供するサービスであり、同一iDC内・別拠点iDC間を選択できるほか、秘密分散技術を用いてデータを暗号化した上で分散保管する方式など、4種類のサービスを提供する。価格(税別)は、「大容量ストレージ」の500GBで月額4万円から、「iDC間・秘密分散リモートデータストアサービス」の100GBで月額35万円から。

各サービスの概要は以下のとおり。

1. 多用途ストレージ

  • 大容量ストレージ:バックアップデータや画像データなど大容量データの保存に対応した低価格ストレージ。
  • 高速ストレージ:大量データのバッチ処理やデータ検索など、高速なアクセスを要求されるデータベースやアプリケーションのインストール領域に適している。日額での提供。
  • 書き換え防止ストレージ:一度書き込んだデータは変更不可となるため、書き換え不可で安全・堅牢に長期間保管することが求められる監査データ、証跡ファイルなどの保存領域に適している

2. データストアサービス

  • iDC内・データストアサービス:東京iDC内の別筐体ストレージにデータのバックアップを行う。複数世代のバックアップ保存が可能 。
  • iDC間・リモートデータストアサービス:東京以外のiDC拠点のストレージにバックアップを行う。別iDC拠点のストレージでは、1世代分のフルバックアップを保存。
  • iDC内・秘密分散データストアサービス:データを暗号化し、東京iDCの異なるストレージ筐体に3分散して保存。
  • iDC間・リモートデータストアサービス:データを暗号化し、3つのiDC拠点に3分散して保存(10月1日提供開始予定)。

日本ユニシス
http://www.unisys.co.jp/

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