新日鉄ソリューションズと日本オラクルは2010年7月26日、「Oracle Exadata(エクサデータ)Version 2」が楽天証券の証券基幹系システムに採用されたことを発表した。
Oracle Exadataは、オラクルのストレージ・ソフトウェアとSunのハードウェアを組み合わせたストレージサーバーで、データウェアハウス(DWH)やOLTPアプリケーション向けに提供されている。今回のOracle Exadata Version 2は、楽天証券が提供するオンライン証券サービスを支える証券基幹系システムの基盤として、「Oracle Database 11g Release 2」(オラクル・データベース)による可用性とパフォーマンスの向上を支援する。また、ITの効率的な運用を強化するため、運用管理ソフトの「Oracle Enterprise Manager(エンタープライズマネジャー)」も採用された。
発表によれば、Oracle Exadata Version 2は以下の点により採用されるに至った。
- 「Oracle Database 11g」の性能が最大限発揮されるよう設計されたハードウェア構成
- 性能と拡張性
- バッチ等大量データ処理のパフォーマンス
- 現行アプリケーションを使用し、日本オラクルと新日鉄ソリューションズが共同で厳しい性能・可用性検証を実施した結果、当初の期待値以上の高いコストパフォーマンスが確認された
楽天証券の証券基幹系システムの導入プロジェクトは、新日鉄ソリューションズが担当。同社はOracle Databaseに関するこれまでの実績とOracle Exadata等の製品ノウハウを活用し、安全で効率的なシステム構築を支援していく。
楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/
新日鉄ソリューションズ
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