マイクロソフトは2010年8月10日、内田洋行が全従業員約2000名が利用するグループウェアとして、マイクロソフトの企業向けクラウドサービスである「Microsoft Business Productivity Online Suite(BPOS)」を採用したと発表した。
「Microsoft Business Productivity Online Suite(BPOS)」は、日本国内で25万ユーザー以上、世界で4000万ユーザー以上が利用している Microsoft Online Services において、Exchange Online(電子メール/共有予定表/連絡先)、SharePoint Online(情報共有/文書管理)、Office Live Meeting(Web会議)、Office Communications Online(インスタントメッセージング/在席情報)を包含した、クラウド型の統合グループウェアである。
内田洋行では、従来、Lotus Notes/Domino のグループウェア環境を中心に導入していたが、2009年より社内グループウェアの統合、ワークスタイルの変革のためのコミュニケーションインフラの刷新を検討していた。そこで各社の製品やサービスを比較検討した結果、2010年7月、業務システムの中心にBPOSを採用することを決定した。2010年11月に電子メールの利用から開始し、随時その用途を拡大していく予定だとしている。採用決定の主な理由は次のとおり。
- オンプレミス(社内設置型)とクラウドを柔軟に選択できることから、グループへの展開や既存システムとの連携が容易である。
- 短期間で、より低コストなITシステムに移行できる。
なお内田洋行は、BPOSを自社の社内システムとして利用するだけでなく、マイクロソフトとBPOSの販売に向けた協業を行うことで合意しており、内田洋行が特に得意としている教育・公共分野や、オフィス環境分野を中心に、順次販売を展開していく。
Microsoft Online Services
http://www.microsoft.com/japan/online/default.mspx
内田洋行のクラウドへの取り組み
http://www.uchida.co.jp/system/c-sec/cloud/index.html
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション
http://www.microsoft.com/
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