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バイエル薬品が「Oracle Exadata」により営業活動向け情報基盤を刷新

2010年9月9日(木)IT Leaders編集部

CSKシステムズと日本オラクルは2010年9月8日、バイエル薬品が「Oracle Exadata」を活用し、営業活動効率化のために必要な、医薬品の納入実績や市場情報、販売情報などの情報分析基盤を全面刷新したことを発表した。導入におけるシステム・インテグレーションはCSKシステムズが担当した。

Oracle Exadataは、データウェアハウスの全件検索処理や大量データを扱うバッチ処理の速度を向上させる、データウェアハウス向けに最適化されたストレージソフトウェアおよびハードウェアの製品群。発表によればバイエル薬品は2010年2月、病院や調剤薬局への医薬品の納入実績、営業活動の最新情報、JD-NET/NHI(医薬品業界データ交換システム)からの納入実績情報の収集と分析時間を短縮するため、Oracle Exadataを採用した。

Oracle Exadataの採用に伴い、バイエル薬品は7月に、データクレンジングを中心とするバッチプロセスの高速化を実施。同プロセスとOLTP(オンライントランザクション処理)を統合して、情報分析基盤の全面刷新に成功した。

本番稼働を開始した新システムでは、データ処理性能の向上により、月次で約6.5時間要していたデータの洗い替え処理が1.1時間になったほか、週次で約10時間要していた各種データマート(データウェアハウスに格納したデータの中からユーザーの使用目的に合わせて必要なデータを抽出したデータの集合体)の作成時間が約45分まで短縮、データ更新頻度を日次で行うことが可能になったという。

今回のプロジェクトは、CSKシステムズがバイエル薬品からシステム・インテグレーション業務を受注し、Oracle Exadataの導入プロジェクトを担当した。


バイエル薬品
http://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/index.php

CSKシステムズ
http://www.csk.com/systems/index.html

日本オラクル
http://www.oracle.com/jp

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