NECは2010年9月15日、省電力サーバ「Express5800/ECO CENTERシリーズ」において、現行モデル比で最大20%の省電力化を実現した2wayラックマウント型サーバ「Express5800/E120b-1」を製品化し、本日より販売活動を開始したことを発表した。
新製品「Express5800/E120b-1」は、最大で8台のサーバに電力供給が可能な共有電源ユニット「EcoPowerGateway(エコパワーゲートウェイ)」に対応。これにより、電力損失を抑えることで、個々のサーバに冗長電源を搭載した現行のサーバと比較して、最大20%の省電力化を実現した。
共有電源ユニット「EcoPowerGateway」は、80 PLUS Gold認定を取得した変換効率92%の高効率電源を最大4台搭載し、電源の冗長化が可能。新製品は同ユニットに対応したことで、一部の電源が停止してもラックシステムの稼働を継続可能となり、高可用性を実現する。
また同製品は、CPUあたり最大6コアを搭載する最新のインテル Xeonプロセッサー5600番台を採用し、メモリ容量を最大64GBまでサポートするなど、引き続き高速処理と仮想環境での最適な動作を実現する。
あわせて、サーバ単位で電源を搭載したモデルも製品化し、米国環境保護局(EPA)の定めた省エネルギー制度「国際エネルギースタープログラム」の認証を取得している。
新製品の価格(税別)は以下のとおり。出荷開始は2010年9月24日より。
・2wayラックマウント型サーバ:「Express5800/E120b-1」(EcoPowerGateway対応モデル):24万8000円~
・2wayラックマウント型サーバ:「Express5800/E120b-1」(2.5型ドライブ、AC電源モデル):24万8000円~
・2wayラックマウント型サーバ:「Express5800/E120b-1」(3.5型ドライブ、AC電源モデル):22万8000円~