日本IBMは2010年9月15日、ITの専門知識を必要とせずに、ビジネス・プロセスを文書化し、Webブラウザー上で管理、共有できるソフトウェア「IBM BPM Blueprint V7.1」を、同日よりSaaSで提供することを発表した。
おける様々な業務の流れを文書化、共有する、プロセス改善のためのツール。プロセス中にある無駄やコスト、処理時間など、各プロセスにおける問題を表示し、改善の余地のある個所を特定するといった、視覚化されたわかりやすい機能が搭載されている。経営者から業務ユーザーまで、ビジネス・プロセスに関連する社内の担当者全員が、ITやツールに関する専門知識を必要とせずに、すぐに利用開始できる。
またSaaSで提供されるため、インターネットへのアクセスとWebブラウザーのみで利用可能。作成された文書は、いつでもどこでも、関係者と共有したり、共同作業を実施することが可能。また、閲覧権限のみを持つユーザーは、文章作成権限を持つユーザーが作成した文章に対し、コメントを付与することが可能で、積極的にプロセス改善に参加できる。そのほか、利用しやすい画面操作など、ユーザーがビジネス・プロセス管理に集中できるような機能も提供される。
同製品を構成する具体的な機能は以下のとおり。これらの画面の元となるデータに加えられた変更は、他の画面にも自動的に反映される。
- 「ディスカバリー・マップ」
業務の大まかな流れでプロセスを表示する画面で、業務全体を俯瞰する事が可能 - 「プロセス・ダイアグラム」
粒度の細かいレベルでプロセスの各ステップや例外時の実行タスク、それらの実行状況など、詳細を必要とするユーザー向けに、各プロセスの詳細情報が表示される画面。 - 「ドキュメント・ビュー」
ユーザーによって作成された文章ごとに表示される管理用の画面。 - 「分析ビュー」
サイクル時間が長いといった、各プロセスにおける問題が表示される画面で、プロセス改善の余地のある個所を特定できる。
同製品の使用料金は以下のとおり。
・IBM BPM Blueprint Participant:1万7,200円(税別、1ユーザーあたり、年額)
・IBM BPM Blueprint Author:8万5,800(税別、1ユーザーあたり、年額)
日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/