マクニカネットワークスは2010年11月2日、IDCフロンティアに向けて、米Citrix Systemsのアプリケーションデリバリコントローラ「Citrix NetScaler MPX」を提供したことを発表した。
IDCフロンティアは2010年9月に、データセンター事業者としては国内初となる「マネージドGSLBサービス」(GSLB:広域サーバー負荷分散)の提供を開始している。同サービスは、プライマリサイトのダウン時にバックアップサイトへとネットワークを自動で切り替えるサービスであり、実際に切り替えを行う広域負荷分散機能が、サービスの品質を左右する。そこで、さまざまな広域負荷分散機能を検討した結果採用されたのが、「Citrix NetScaler MPX」だったとのこと。
導入決定のポイントとして、以下のような点が挙げられている。
- GSLBサービスの提供において要となるサイトの自動切換えのスピードが速く、DNS処理能力にも優れているため、高いパフォーマンスが期待できる。
- 国内外での導入実績も豊富で、高い信頼性を求められるサービス提供においても安心して導入することが可能。
- 設定がシンプルで容易なため、顧客からの要求にも簡単かつ短時間で対応することが可能。
今回の導入にあたり、マクニカネットワークスでは、これまで培ってきたCitrix NetScaler MPXの構築ノウハウを活かし、同サービスに必要な機能と最適な構築方法を提案したという。また、ハンズオントレーニングや実機による検証などで、より実践的なサポートも行った。
導入の結果、IDCフロンティアでは品質の高い「マネージドGSLBサービス」を提供可能になっているといい、マクニカネットワークスでは、今後もデータセンター事業者に対して積極的にCitrix NetScaler MPXを提案していく。
IDCフロンティア
http://www.idcf.jp/
マクニカネットワークス
http://www.macnica.net/