サイオステクノロジー(サイオス)は2010年12月1日、既存のLotus Notesユーザー向けに、グーグルのクラウドサービスであるGoogle AppsとIBMのLotus Notes(以下、Notes)の組み合わせによる新たなグループウェア環境を構築するためのサービスを、12月3日より提供すると発表した。
同サービスでは、顧客が利用中のNotes環境を分析し、メールなどの主な機能をGoogle Appsに移行、Notesで作成した既存のアプリケーションは必要に応じてWebベースのNotesのサービスに移行する。NotesとGoogle Appsの共存環境への移行を実施することで、グループウェアのライセンス費用や管理者負担を軽減したいというユーザーのニーズに応える。
コスト面では、Webベースのサービスへの移行により、これまでのNotesクライアントのライセンス費用が大幅に軽減可能で、企業のシステム環境や規模などの諸条件によってコスト削減効果は異なるものの、約50%の導入費用削減も期待できるという。
また、サイオス独自のテクノロジーによるGoogle AppsとNotes間のID連携に加え、NotesのWebベースサービスからGoogle Appsへそのままログインできることから、両サービスの連携を意識せずシームレスに利用することが可能。
なお、同社では、同サービスに関するセミナーをグーグルのオフィス(東京都港区)で12月3日(金)に開催する。
「Google AppsとNotesの共存セミナー」
http://www.sios.com/product/si/integration-g/seminar_nttog.html
サイオステクノロジー
http://www.sios.com/index.html