マイクロソフトは2011年1月11日、東芝が同社グループ13万人の利用するグループウェアを、マイクロソフトのMicrosoft Exchange ServerおよびSharePoint Serverで構築した「Advanced Communication System」へ移行することを決定したと発表した。
Microsoft Exchange Serverは、マイクロソフトが提供する企業向け電子メールサーバーであり、SharePoint Serverは、同じくマイクロソフトが提供する企業ポータルソフト。同システムはすでに、東芝グループ内クラウドサービスとして2010年1月より段階的に移行を開始しており、2011年度末までに国内8万人がメール移行を完了、その後海外拠点の移行を行い、2012年度中にグループ各社での運用を開始する予定にしている。
東芝では、グローバルでの事業展開が進展する中で、より低コストで柔軟なシステムの構築と運用を目指し、一層の競争力強化につながる次世代の情報共有基盤への移行を検討してきた。その結果、従来比で約2割のコスト削減効果が見込まれ、グループ内クラウドの構築に適しているマイクロソフトの情報共有基盤への移行を決定したとのこと。
マイクロソフトは、各国市場で培った各種メール環境からの移行におけるノウハウを活用した技術支援を行うとともに、グローバルでのサポート体制を提供し、東芝の円滑なシステム移行を支援していく。
東芝
http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/