日立ハイテクノロジーズは2011年1月19日、ビデオ会議システムベンダーである米コンピュネティクスとの協業を発表。これに伴い、コンピュネティクスが提供するビデオ会議用の多地点接続装置(MCU)「EVERGREEN」の販売を開始した。多数の拠点間を結ぶコミュニケーション環境の構築を支援する。
EVERGREENは会議専用端末やPC、スマートフォンなどの各種端末から送信される映像や音声を集約し、端末ごとに適したデータに変換して送り返す役割を担う。利用規模に応じて3タイプを用意。上位モデル「Sequoia」はHD品質の映像で最大90拠点を、中位モデル「Cypress」は45拠点、下位モデル「Cedar」は15拠点を接続する。
これらのモデルを組み合わせ、接続拠点数を増やすことが可能だ。具体的には機器同士を光ファイバーケーブルで結ぶことで1台のシステムとして運用できる。最大5台の機器を接続し、「HD品質による映像ならば最大450拠点、SD品質なら3000拠点を接続することができる」(米コンピュネティクス ビデオシステム本部 本部長 ジェームズ・L・クルーバー氏)。
ネットワークの負荷を軽減する機能も備える。拠点ごとに異なるネットワーク帯域を把握し、負荷をかけないトラフィック量に自動で調整する。これにより、ビデオ会議中でも他の業務システムへの影響を極小化できるという。圧縮率の高い音声/映像コーデックを採用し、流れるデータ量自体も抑えた。
日立ハイテクが独自開発した専用ソフト「EZ会議」も合わせて提供する。会議予約や拠点管理、会議中の画面レイアウト変更などを、簡易な操作で実施できる。
価格は500万円から。日立ハイテクは年間100台の売り上げを目標に掲げる。
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