NTTドコモは2011年4月7日、スマートフォンなどを利用した社内情報の共有が可能となる法人向けクラウドサービス「モバイルグループウェア」を4月25日より提供開始すると発表した。
「モバイルグループウェア」は、スマートフォンを利用して外出先からも社内情報を共有したいという企業のニーズに対応したもので、Android OSを搭載したスマートフォンなどから、Webメール、スケジュール、ドキュメント管理、営業日報、住所録、ToDo・伝言メモの機能を利用できる。
インターネットを介してデータセンターのアプリケーションを利用できるクラウド型のサービスのため、初期導入費用も、専用のシステム構築も必要なく、申し込み後短期間での利用開始できるほか、中堅・中小企業でも利用しやすい、1 IDからの申し込みにも対応している。
同サービスでの提供機能は以下のとおり。
- Webメール:メールの送受信
- スケジュール:スケジュールの登録・参照・共有
- ドキュメント管理:共有ファイルの登録・閲覧
- 住所録:住所録の登録・参照・共有
- 営業日報:営業日報の作成・報告
- ToDo・伝言メモ:タスク管理や他者への伝言
利用料金は、初期費用が無料で、月額利用料金は1 IDあたり315円(パケット通信料、ISP利用料金は別途必要)。
なお「モバイルグループウェアスタートキャンペーン」として、2011年4月25日~8月31日までにサービスを利用開始した顧客を対象に、2011年9月までの月額利用料金315円を無料で提供する。
なお、サービスの提供にあたっては、NTTデータ イントラマートが提供するシステム共通基盤「intra-mart」を採用。同基盤は各種の業務用アプリケーションと連携が可能となっている。今後、ドコモはモバイルグループウェアの機能拡張や、法人企業向けアプリケーションのさらなる拡充を図っていく。
■対応機種
- スマートフォン : スマートフォン:Xperia、GALAXY S、GALAXY Tab、LYNX 3D SH-03C5
- パソコン : OS(Windows XP SP3、Windows 7)、ブラウザ(Internet Explorer 6.0以上、ただし管理者機能についてはInternet Explorer 7.0以上が必要)
他のスマートフォンに関しては随時対応予定。また、iモード対応携帯電話でも利用できるよう準備を進めるとのこと。
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/