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クライアントソフトに匹敵する操作性を、ネオジャパンがWebメール/ファイル転送「Denbun/desknet's DAX」を提供

2011年4月22日(金)鳥越 武史(IT Leaders編集部)

グループウェア開発のネオジャパンは2011年4月22日、Webメールシステム「Denbun」の新版を発表した。操作性の向上や送信取り消し機能の追加が目玉だ。併せてファイル転送システム「desknet's DAX」の新版も発表した。

 ネオジャパンの「Denbun」は、Webブラウザからメールの送受信を可能にするメールサーバーソフト。新版では操作性の強化に力を入れた。キーボードによる画面操作を可能にしたのがその1つ。Enterキーでメールの開封、Deleteキーでメールの削除、といった操作を可能にすることで、「Outlookなどのメールクライアントと同等の操作性を確保した」(プロダクトマーケティング担当の山田志貴氏)。

 メール送信後の送信取り消し機能も追加した。利用者がメールの送信ボタンをクリックしてもすぐに送信せず、管理者が事前設定した時間だけ送信を保留する。保留中にWebブラウザの画面上に表示するキャンセルボタンをクリックすると送信を取り消し、メールを下書き状態で保存する。

 ユーザーインタフェースの描画には、新たにHTML5を採用。今回の新版ではInternet Explorer 7/8などHTML5非対応のWebブラウザでもすべての機能を利用できるが、今後開発する製品はHTML5対応ブラウザを中心に据えるという。有料オプションとして、エキサイトの日英相互翻訳サービスをワンクリックで呼び出し、メール本文を翻訳できる機能を用意する。この機能の利用にはエキサイトとの契約が別途必要となる。

 もう1つのdesknet's DAXは、社内外で大容量ファイルを受け渡しするためのサーバーソフトだ。ファイルの送信者がWebブラウザからサーバーにアクセスし、専用画面から送信したいファイルのアップロードや受信者のメールアドレスの指定をすると、ダウンロード用のURLを記載したメールを受信者に自動送信する。受信者はメールに記載されたURLをクリックすると、Webブラウザ経由でファイルをダウンロードできる仕組みだ。

 新版では、ライセンスを購入した企業だけではなく、その取引先であっても追加ライセンスなしでファイルをアップロードできるようにした。Webブラウザから専用画面を通じて取引先のメールアドレスやアップロードの期限などを指定すると、ファイルアップロード画面のURLを記載したメールを取引先に送信する。そのほか、Denbunと同様の送信取り消し機能を追加したり、ファイルの送信時に指定するメールアドレスに、直接の送信者(TO)に加えてCCやBCCの指定を可能にするといった機能強化を施した。

 Webメールやファイル転送については、初期導入費用を抑えたクラウドサービスとして提供する動きが国内外で広がりつつある。だが「3~4年以上使い続ける場合であれば、当社製品のようなオンプレミス製品を導入した方が結果的に安価に済む場合が少なくない」(山田氏)ことを訴求していく考えだ。

 ライセンス価格は10ユーザーの場合、Denbunが4万1790円から、desknet's DAXが6万2790円から。

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