ソフトバンクテレコムは2011年4月26日、オフィスの緊急節電対策と、災害時の事業継続計画(BCP)を支援する在宅勤務を推進するため、2011年6月より2012年3月までの期間、10,000台分のシンクライアント環境を特別価格で提供すると発表した。
現在、電力需要抑制に関する企業の自主行動計画として、在宅勤務の導入を検討する企業が増えていることから、同社は今回、クラウドを活用したシンクライアントによって、セキュリティを確保しながら場所や時間にとらわれず仕事ができる在宅勤務ソリューションとして提供する。
ヴイエムウェア、シスコシステムズ、トレンドマイクロ、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)、ネットアップの各社の協力のもと、基本的なサービスをパッケージ化し、通常はシステム構築に約3カ月以上の準備期間が必要なところを、6月から利用できるよう提供する。
ソフトバンクテレコムでは、同社のクラウド型仮想デスクトップ環境サービス「ホワイトクラウド デスクトップサービス」をすでに全社に導入している。「いつでも、どこでも、どのデバイスからでも業務ができる」柔軟性のあるワークスタイルのために、コンピュータやネットワークの構築、ソフトウェアの導入やセキュリティパッチの適用、ネットワーク・パフォーマンスの監視など、社内の各種業務を実際に遂行するために不可欠な運用管理のノウハウについても、十分な実績を積んできたという。
それらのノウハウと各社の協力により、企業の在宅勤務に必要な基本サービスをパッケージ化した特別価格のソリューションを提供することで、電力使用の削減への取り組みと、災害時の事業継続計画の早期実現を支援していく。
「在宅勤務ソリューション」のメニューと価格は以下のとおり。
- 「WindowsXP向け 50デスクトップパック」
提供内容(1クライアントあたり):1仮想CPU、メモリ1GB、ハードディスク20GB
月額利用料金(税込み):月額15万5,000円(月額3,100円/クライアント) - 「Windows7向け 30デスクトップパック」
提供内容(1クライアントあたり):1仮想CPU、メモリ2GB、ハードディスク40GB
月額利用料金(税込み):月額16万9,000円(月額5,633円/クライアント)
申し込み期間は、2011年5月9日~2011年9月30日。なお、注意点として以下が挙げられている。
- 利用料金は、2012年3月末日までの提供価格(通常1年契約プランの51~53%値引き価格に相当)。
- 用意した10,000台分がなくなり次第、受け付けを終了する予定。
- 最低利用期間は1カ月。
- ウイルスチェックなどのオプションサービスは特別価格に含まれない。
- 2012年4月以降も利用継続を希望する場合は、特別価格での提供とならない。
(申し込み先)「ホワイトクラウド デスクトップサービス」特別パッケージについて
https://tm.softbank.jp/contact/cp/wc_daast/
「在宅勤務ソリューション」の詳細について
http://tm.softbank.jp/business/white_cloud/desktop/cp/
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