[調査・レポート]
現在のERPを「不満はあるが使い続ける」が7割も、海外拠点のITは約半数が「現地任せ」
2011年7月26日(火)IT Leaders編集部
調査結果2:その他の回答と調査概要
Part3では、ERPの導入パターンや満足度、課題を中心に詳細分析を試みた。 そこに掲載しきれなかった調査結果の中から、興味深いものを本パートで紹介する。 また、自由回答欄に寄せられた、ERPに対する率直な意見の中から代表的な声を一覧にまとめた。(編集部)
IT Leaders編集部が注目したのは主に、業務領域別に見たERPの適用状況や、今後の継続使用の意向、グローバル企業の拠点へのシステム展開パターンに関するものだ。
中でも、すでにERPを導入している企業の継続意向において「現状に不満はあるが継続して使う」という回答が71.3%に達した(図5-2)のが印象深い。「コスト」に対する不服が多いのは相変わらずで新鮮みがないが、忍従したままで前進はない。「不満はなく継続して使う」に向け、納得できる価値を少しずつ積み上げるユーザー/ベンダー双方の奮励が必要だ。
アンケート調査の概要
2011年5月、IT Leaders編集部とERP研究推進フォーラムが共同で実施した。本誌読者およびメールマガジン購読者を主な対象に、メールで調査協力を依頼。Web上に用意した調査票にアクセスし、回答してもらった。その結果、266件の有効回答が集まった(回答者プロフィールは上図)。本パートでは、回答結果の一部を紹介した。
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