SmartCloudデスクトップ(ベーシック)/エヌ・ティ・ティ・コムウェア 今夏の節電策に頭を悩ます企業にとって、検討に値するサービスといえる。エヌ・ティ・ティ・コムウェアは5月25日、同社が2010年7月から提供している月額課金制の仮想デスクトップサービスに、大企業の部門や中堅企業向けラインナップを追加した。新サービスの名称は、「SmartCloudデスクトップ(ベーシック)」。最短5営業日で導入できることが特徴で、「『電力消費のピークにあたる1〜2カ月だけ在宅勤務を実施したい』という企業から多数の引き合いがある」(同社SmartCloud-BUの今里亘ビジネスユニット長)。
同時アクセス数が50の場合、初期費用は21万円、月額費用は14万9625円から。クライアントOSのライセンスは含まない。同時アクセスが50を超えなければ100ユーザーで利用しても料金は変わらないため、1台の端末を複数人で共用する用途にも向く。「コールセンターなどシフト勤務型の職場や、教育機関のニーズを掘り起こしたい」(Smart Cloud-BUの太田竜児担当課長)。Active Directory用の仮想サーバーやファイルサーバーなどを提供するオプションメニューも用意している。 (力竹)